(2008.9.12 更新)

日本化学会ロゴ

「博士セミナー2008」大阪・東京開催のご案内


    主催:(社)日本化学会
    共催:野依フォーラム、(財)化学技術戦略推進機構(JCII)、(社)日本化学工業協会
    後援:(社)日本経済団体連合会、文部科学省、経済産業省

     科学技術で生き残りを図る日本において、科学技術を推進する原動力、イノベーションの担い手として、産においても学においても高度な知識と研究開発力を持った博士人材が非常に期待されています。一方で、博士課程在学生に企業・社会を実際に学ぶ機会が少なく、産に目を向ける場面が少ないのが実情です。日本化学会では、昨年度、野依フォーラムおよび経団連の提言を受けて、関連団体の協力のもと、化学系学生を対象に「博士セミナー」を試行的に開催し、好評でした。今年度も、新たな研究事例を紹介し、同様なセミナーを開催致します。これは、日本化学会の法人会員企業が協力し、当該分野を専攻する学生を対象にセミナーを行い大学院教育に協力するものです。
     博士課程在学生及び進学予定者・希望者の積極的な参加を期待いたします。

  1. セミナー開催日時・会場
    大阪会場:平成20年10月31日(金)−11月1日(土) 大阪府商工会館(大阪・本町) 地図
    東京会場:平成20年12月5日(金)−12月6日(土) 化学会館(東京・御茶ノ水)地図

  2. 博士セミナー受講対象者及び募集人員
    化学系専攻博士1年生及び博士進学予定・希望の修士2年生、1年生。(今年度は修士1年生も対象と致しました。)80名 
    申込み多数の場合は、先着順とさせて頂きます。

  3. 参加料
    無料(懇親会を含む)

  4. 「博士セミナー」の趣旨
    産学の協力を得て、博士課程在籍学生に、産での活躍の意義、産の期待、ニーズをセミナ −を通じて、直接伝えることにより、優れた博士人材がより多く産で活躍することを期待す るものです。
    内容は、
     イ.産での活躍の意義・やりがい・楽しさを知ってもらう。(企業での博士のキャリアパスを知ってもらう。)
     ロ.産の実際を知ってもらう。(ホットな研究開発やイノベーションの事例、大学と企業の研究の違い等)
     ハ.博士卒資質に対する産の要望と期待(博士の期待像)を伝える。
     ニ.博士に対する経済的支援,採用、処遇についての産の取り組みを博士学生に直接伝える等。
    講師としては経営トップから研究所長、リサーチフェロー、若手の研究者やエンジニア等幅広い企業人に話してもらい、十分な質疑応答と議論によりお互いの理解を深めます。また、懇親会を開き交流を深めます。

  5. プログラム
    大阪会場と東京会場では、セミナーの内容は同じですが、講師陣・パネリストが異なります。

    大阪会場:
    [第1日目(10/31)]
    9:00- 9:10 主催者挨拶 日本化学会理事・大阪大学教授 神戸宣明 氏
    9:10-10:10基調講演:「産業の意義、産業界で働く意義」
    ダイセル化学工業梶@代表取締役専務執行役員 八浪哲二 氏
    10:20-11:20 研究開発事例(1):耐熱性芳香族ポリアミド「ジェネスタ」の開発
    (株)クラレ  柏村次史 氏 
    11:30-12:30 研究開発事例(2):ポリシロキサン分解によるシランモノマーの高効率合成とその利用
    (株)カネカ  辻 良太郎 氏
    (昼食)
    13:30-15:30 パネルディスカッションA「博士卒先輩のアドバイス」
    パネリスト:光寺弘匡 氏(住友化学)、矢野聡宏 氏(花王)、重田和樹 氏(東レ)、後藤邦拓 氏(トクヤマ)
    司会:田中通雄 氏(三井化学)
    15:40-18:00グループ討議
    パネルAのパネリストのほか、次の企業若手博士卒研究者に加わって頂きます。
    田中賢哉(旭化成)、山本盛夫(住友化学)、山崎 舞(三井化学)、長谷川愛子(塩野義製薬)、林 素子(ダイセル化学)、柴谷未秋(カネカ)
    18:00-20:00懇親会
    [第2日目(11/1)]
    9:00-10:00基調講演:「企業での研究の意義とやりがい・楽しみ」
    新日本石油(株)中央技術研究所副所長 錦谷禎範 氏
    10:10-12:10パネルディスカッションB「企業でのキャリヤーパス/博士への期待と要望/大学と企業の違い/イノベーションを担う博士」
    パネリスト:井上健二 氏(カネカ)、中野達也 氏(ダイセル化学)、三戸邦郎 氏(三井化学)
    司会:府川伊三郎 氏(旭化成)
    12:20-14:20ランチミーティング(グループ討議)
    14:30-15:30研究開発事例(3):コレステロール代謝とスタチンの発見・開発 第一三共(株)  古賀 貞一郎 氏
    15:40-16:40研究開発事例(4):機能性色素の開発
    三菱化学(株)  前田 修一 氏
    16:50-17:00アンケートと挨拶

    東京会場:
    [第1日目(12/5)]
    9:00- 10:10主催者挨拶・基調講演:「多様な世界へ挑戦を」
    日本化学会会長・三井化学渇長 中西 宏幸 氏
    10:20-11:20研究開発事例(1):固体ヘテロポリ酸を触媒とする工業プロセスの開発
    昭和電工(株)  辻 勝行 氏
    11:30-12:30研究開発事例(2):ArF化学増幅型レジスト材料の分子設計と開発
    日本電気(株)  前田 勝美 氏
    (昼食)
    13:30-15:30パネルディスカッションA「博士卒先輩のアドバイス」
    パネリスト:佐伯友之 氏(旭化成)、小松一聖 氏(塩野義)、徳田浩之 氏(三菱化学)、森 勇介 氏(旭硝子)
    司会:加藤信子 氏(ブリヂストン)
    15:40-18:00グループ討議
    パネルAのパネリストのほか、次の企業若手博士卒研究者に加わって頂きます。
    田中秀泰(旭化成)、須藤智子(三菱化学)、福澤麻衣(三井化学)、須藤裕子(東レ)、十亀麻子(東レ)、高柳 大(味の素)、蓑口あゆみ(富士フイルム)
    18:00-20:00懇親会
    [第2日目(12/6)]
    9:00-10:00基調講演:「企業での研究の意義とやりがい・楽しみ」
    帝人(株) 常務理事  川口 武行 氏
    10:10-12:10パネルディスカッションB「企業でのキャリヤーパス/博士への期待と要望/大学と企業の違い/イノベーションを担う博士」
    パネリスト:後口 隆 氏(宇部興産)、鈴木榮一郎 氏(味の素)、出口尚安 氏(富士フイルム)
    司会:山近 洋 氏(住化技術情報センター)
    12:20-14:20ランチミーティング(グループ討議)
    14:30-15:30研究開発事例(3):半導体用高純度炭化ケイ素製品の開発
    (株)ブリヂストン  荻野 隆夫 氏
    15:40-16:40研究開発事例(4):水なしCTP
    東レ(株)   長瀬 公一 氏
    16:50-17:00アンケートと挨拶

  6. 申込み方法
     申し込みフォームまたは下記事項を明記してFAXまたはE-mailで担当:松原までお申し込み下さい。
    (1)参加会場名、(2)参加者の氏名、(3)所属、(4)学年、(5)連絡先(TEL、E-mail)、(6)指導教員
    申し込み期限:大阪会場9月30日(火)
    東京会場10月31日(金)

  7. 申込み・問合せ
    申込み先:松原 FAX:(03)3292-6318 E-mail:[email protected]
    問合せ先:百武 TEL: (03) 3292-6163 FAX: (03) 3292-6318
    E-mail:[email protected]

公益社団法人 日本化学会
〒101-8307 東京都千代田区神田駿河台1-5
Tel: 03-3292-6161
Fax: 03-3292-6318
E-mail: [email protected]
「日本化学会」に戻る

Copyright(C); 2008, The Chemical Society of Japan