(2007. 3. 29　掲載）

平成20〜21年度本会会長直接選挙で中西　宏幸 氏内定

会務部門長　楠本　正一

　投票は、海外在住の外国人会員を含む正会員、教育会員のほか、今後の化学分野を支える若手研究者の参画意識を高める観点から、入会して2年以上を経過した学生会員の約25,000名に投票用紙を送付し、3月13日に開票いたしました。今回の直接選挙の投票率はアメリカ化学会や国内他学会の投票率（10数％）をはるかに凌ぐ24.3%(前回選挙は約29%)に達し、会員の方々の学会に対する参画意識の高さが示されました。

　開票の結果、候補者の中西　宏幸 氏（三井化学株式会社会長）が信任・当選され、去る３月22日開催の理事会で同氏が平成20〜21年度の会長予定者として承認されました。中西氏には、平成19年度理事会にオブザーバーの資格で参画していただき、会長就任は定款により平成20年2月開催予定の総会での承認をうけ、平成20年3月1日から就任されることになります。

　　学会を取り巻く学術および社会も、これまでにない質の転換をみせており、会員による会長選挙は、化学の専門家集団として急速に変化する様々な問題に対し、的確に、迅速かつ戦略的に対応すること、および社会に開かれた存在であることが学会の運営上もはや不可欠との認識に基づいています。

ご投票ご協力をいただきました会員各位に対し厚くお礼申しあげます。